【 感想 】映画『 人生スイッチ 』
一気に映画を見たのでこちらも更新。
人生スイッチ(2014)
上映時間 122分
アルゼンチン=スペイン映画
おすすめ度 ★★★☆☆
オムニバス形式で、6つの短編からなっている。スペイン語圏の映画を見るのは初めてだった。多少笑いのツボは日本とスペインとで違うと思うけどこの映画はゲラゲラ笑えるような映画だ。
勝手な偏見だが、ポップコーン片手にコーラを飲みつつ映画にツッコミをいれながら見るのが似合う映画だ。
映画は暴力的な表現が多いので、この手が苦手な人は注意していただきたい。
この記事にネタバレは特にはない。
〇スイッチは日常に潜んでる
この映画の大きなテーマは“暴力と復讐”。
些細なことから登場人物たちの“スイッチ”が入ってしまい、そこからどんどんととんでもない方へと進んでいってしまう。
生きていればイライラすることだってある。 だがこの映画の主人公たちみたいに、そのイライラスイッチがとんでもない方向へと向かう事は少ないだろう。
人のスイッチとはどこにあるかわからない。
まるで地雷みたいだ、というのがこの映画でわかるだろう。
ただ、映画の登場人物たちはそのイライラの復讐の度が行き過ぎている。見ていてドン引きするが、映画なのでそこの過剰表現はいい具合のスパイスになっていると思う。
復讐だけだとなにも生まれない。
が、復讐のどこかになにか別の感情があれば結末が変わる。
私はこの映画で、『ヒーローになるために 』が一番好きな話だ。(話の内容は割愛。ぜひ見て欲しい)
この話だけ、主人公は復讐心をもつが家族への愛情も忘れずに持っている。
だからこそああいうラストになったのではないかな…?
人生、生きていれば人の踏んではいけない“スイッチ”を踏んでしまう。
それは人生を変えてしまうかもしれない。
この映画はそんな映画だ。